FJR1300 ヤマハツーリングモデルの最高峰

常にヤマハの最新テクノロジーを纏ってきたスポーツツーリング。

少し古い話になりますが80〜90年代のヤマハのツーリングモデルの代名詞と言えば、XJR1300のルーツである空冷エンジンを搭載したFJ1100/1200でした。当初日本では逆輸入車としてデリバリーされ、当店でも今も乗り続けるお客様がいるほど人気を博したモデルでした。そして2001年ヤマハ新世代のツーリングモデルの最高峰として登場したのが 初代FJR1300です。ですがこのFJR1300、当時の日本のマーケットは高出力、最高速を競うメガクルーザー人気まっただ中という事もあり、あまり話題になる事もありませんでした。しかし、こうした王道的なツーリングモデルを愛する世界のライダー達から高い評価を受け、年々熟成を重ねながら販売され、そして2013年。日本国内でもクルーザーモデルの人気が本格化するのに合わせ、ついにヤマハも国内販売を開始。この2013年に発売されたモデルは、度重なる熟成と技術の進歩によって、ABS、YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)、クルーズコントロール(ASのみ)クラッチ操作が不要なYCC-S(ASのみ)、電動調整サスペンション(ASのみ)など、これまでのモデルと比較にならないほどの進化を遂げました。この為、14年モデルですでにツーリングマシンとして完成の域に達していたと思っていましたが、2016年モデル〜は、さらに熟成し、より快適なモデルに生まれ変わりました。2013年→2016年〜モデルの変更点としては、セミATシステムを搭載するASモデルは5速→6速へ。電動可動式スクリーンの採用。灯火系関連がLEDに統一され、ヘッドライトがコーナーリングに合わせて可動するなど安全性と快適性が更に高められました。

実はこのFJR1300、私は今まで漠然と興味はあったのですが、これまで所有する事をあえて避けてきたバイクでした。しかし、2016年モデルの登場に合わせ、ついに重い腰を上げる時がきた様です。今回は、私、店長大場が購入したFJR1300ASモデルについてお話しさせていただこうと思います。

乗り始めるタイミングがポイント。興味があるならいつ乗るか? 今です!

ツーリングが本当ご趣味というライダーの方なら、こうしたFJR1300の様な本格ツァラーをご検討された事もあるのではないでしょうか?私は基本レプリカやスポーツモデル派だった事もあり、今までこうしたツァラー系のバイクをあまり所有してみたい、進んで乗ってみたいと思っていませんでした。私がFJR1300に乗ろうと思ったきっかけは、スタイルは違えど同じツーリング向けのバイクであるMT-09トレーサーに長く乗っている内に、『トレーサーでこれだけツーリングが快適ならFJRなら一体どれだけ快適にツーリングができるのだろうか?』という事に興味を持つようになった事でした。また、50代が目の前に迫ってくる中で『歳をとり、今後FJRの様な重いクルーザーモデルに乗りたいと思った際、体力的に乗れるかどうかわからない。』という事が頭を過ぎる様になったのです。そんなタイミングで、登場したのが2016年モデルのFJR1300AS/A ABSだったのです。

FJRはオイル、ガソリンを満タンにすれば300kgを超えるバイクであり、バイクの中ではまさにヘビー級のモデルです。ですが、そんな重いバイクですが、実際に所有されているオーナーの方達は40代〜60代のライダーの皆さんです。皆さん、もちろん体格的に恵まれていらっしゃる方もいらっしいますが、けっして筋肉モリモリという感じではりません。これまでは、お客様の納車時や点検時に乗らせていただいたという事もあり、単純に『やはりFJRは重いな〜』と感じる程度だったのですが、実際に所有し、しばらく乗ってみると、この300kgを超える車体に乗るのが特別な事ではなくなりました。FJRは確かに重いです。しかしそれはスタンドを下ろし、はじめの一歩を踏み出す時だけで、それさえ超えてしまえば、チェーン装着モデルに比べ、最近のドライブシャフトモデルはフリクション(抵抗、摩擦)が少ない事もあり、実はスルスルと動かしていただけ、結果、取り回しは想像するほどハードなものではありませんでした。それでも、この最初の一歩が厳しいと感じる年齢もやがてくるはずです。ですから、体力に自信がある内に、この出だし重さに慣れていただければ、その後は、年齢を重ねても長くお乗りいただけると思います。また、車体も若干大柄ではありますが見慣れてくれば大きさも感じなくなります。一度、本当に軽いスポーツバイクに乗ってしまうと、ついその軽さに負けてしまい、それ以上重いバイクに乗りたくなくなってしまうケースも多いと思います。実際、MT-09/07といったバイクにお乗り代えいただいたお客様の中には、『もう重いバイクはいい、軽いバイクに乗りたい』というニーズをお持ちの方も多かったのも事実です。ですがその逆に、高速道路での安定感、風圧をほとんど受けない快適さをしってしまうと、『軽いバイクには戻れない』と感じてしまうかもしれません。特にASモデルは、まさに至れり尽くせりの装備です。はじめは、この盛り沢山の機能で走りが単調、退屈になるのではないかと心配していましたが、実際に乗って使ってみると、ありがたいのなんのって。。時に楽をしたくなるオヤジライダーにはもうやまられません。それくらいFJR1300は優秀なのです。FJRの様な重量級のクルザーモデルにご興味があるなら、早めの決断がオススメです。

運転がうまくなったと錯覚するほどのスムーズな走行が可能に。

FJR1300の良い所を述べよと言われればいくらでも出てきそうですが、やはり突筆すべきはASに搭載されているセミオートマチック機能だと思います。初期のASモデルはギアチェンジの感覚に違和感を感じる事も多かったのですが、今の2016~モデルは半クラッチ状態の際など、自分でギア操作をするよりも、よっぽどスムーズにクラッチをつなげてくれます(泣。このセミオートマチックシステムは、それほどの完成度を持っており、あたかも自分の運転がうまくなった様な錯覚さえ覚え、クラッチ操作が必要ないとはこんなに楽なのか。。と感じさせてくれます。この感覚は1人乗りの時もタンデムの時も変わりません。また速度に合わせて自動でシフトダウンもしてくれる(自分でシフトダウンする事も可能です)ので、ストレスも感じません。ギアをうまく使いながらコーナーを駆け抜けるのもバイクの楽しみの一つではありますが、このFJRに乗っていただければ、その概念も変わっていくかもしれません。

サスの動きが絶品。上質感のある走りが味わえるFJR1300

とにかく楽。疲れにくい。さすが最新鋭・最高峰のヤマハのツーリングモデルだけの事はあります。これは私個人の感想ですか、これまで乗ったバイクの中で特に高速道路での安定性、快適性については最高だと感じています。それに大きく影響しているのがカウリング効果と合わせ優れているサスペンションの動きです。実は以前、宮城県のSUGOサーキットで国内販売が決まったばかりの2014年モデルのFJRに乗せてもらう機会がありました。その際、わざと縁石に乗り上げてみましたが、その時のギャップの吸収が素晴らしかったのを思い出します。ギャップに乗っても感じるのはタイヤのひずみのみで車体のブレはほとんど揺れず安定していたのです。そしてサーキットを流して走ると、どのセクションを走っても常に安定して走る事ができたのです。そうした経験をした上で、改めて公道で走って感じるのは、やはりサスの動きの素晴らしさです。2014年モデルの段階ですでにこの領域に達していましたから、2016年〜のFJR1300は更に詰められたセッティングになっています。よほどの荒れた路面、過度に凸凹した路面の走行時を除くと余計な振動をライダーに与えません。こんな体験を与えてくれるバイクはそうはないはずです。場面を変え、高速道路から峠を流してみるとスポーツモデルに比べ、車重がある分ドッシリ感はあるものの、こうした重量級のバイクでありながら、『ハンドリングのヤマハ』は健在であり、クセのないハンドリングによって知らない峠道を走っても安定したペースで走る事ができました。サーキットでも一般道でもその気になれば、どこを走っても安定した走りができるのもFJR1300の魅力と言えます。

高出力・最高速を求めるか、快適性を求めるか。

最高速を狙った他メーカーの高速ツーリングモデルは多数ありますが、FJR1300が求めていたのはそうしたスタンスのモデルとは異なるツーリングモデルです。以前、他メーカーのメガクルーザーに乗られていたお客様がFJR1300に試乗された後に『何か物足りない』という意見をいただきましたが、それはある意味FJR1300への褒め言葉です。最高速。扱い切れない凶暴なパワー。確かに響きは良いですが、現実問題として日本にはその性能を楽しめる『場』は一般公道にはありません。一時期、ヤマハファンのお客様様からも、なぜヤマハは最高速を狙ったメガスポーツ系のバイクをを出さないのか?と聞かれた事もあり、私も同じ様な疑問を持っていました。1300ccの排気量を持つ4気筒モデル。今の技術があればヤマハも、もちろんそうしたメガクルーザーに近いモデル特性のモデルを造り出す事は可能だったと思いますが、ヤマハはあえてそれをしませんでした。今から思えば、ここまでの優れたツーリングバイクを造る為ならそれも仕方がなかったかと思います。おそらく高馬力に振りすぎると、マシンのコンセプトが崩れてしまうからでしょう。実際、高馬力メガスポーツ、ハイスピードツァラーに乗られていても、高速道を猛烈なスピードで走る事は可能かもしれませんが、それにはさまざまなリスクが伴い、またいつまでもその猛烈なスピードで走り続ける事などできないはずです。また、そうした運転は疲れに繋がり、一人乗りの時ならともかく、タンデム走行でハイスピードツーリング等を行うのは正直あまり現実的ではないと思います。タンデム時に求められるのは運転している本人が疲れないのはもちろん、パッセンジャーにも疲れや緊張感をできるだけ与えない様にすることだと考えます。その際に必要なのは、やはり走行時の安定感であり、それには必要以上の高馬力、ハイスピードは必要としないはずです。FJR1300は、TOP・サイドケースに荷物をタップリと入れ、時にはタンデムしながらパッセンジャーと快適なクルージングを楽しむ為のバイクです。こうした走りは、最高速を狙ったメガスポーツモデルでは、なかなかできない事ではないでしょうか?とは言え、最新鋭の水冷1300ccのパワーソースを持つバイクなので、それなりのトルク感、パワー感はもちろんあり、D-Modeをスポーツモードにすればレーシーでダイナミックな加速も楽しんでいただけますのでご安心ください。

ここで、14年モデル〜から搭載されたD-Modeのフィーリングについてお話しいたします。

●T(ツーリング)-Mode・・・
パワー感が違和感なく押さえられ、若干排気量を落としているのではないか?と錯覚を覚えるようなパワー感です。このこのモードで走っても充分に速く、また、マッタリと高速道路を巡行したい時や、下道一般道で流れる景色を楽しむ等、ゆったりとしたペースで走りたい時に有効なモードです。

●S(スポーツ)-Mode・・・
FJR1300本来のパワー感を味わえます。Tモードに比べ、あたかも排気量がアップしている様かの様 な錯覚を覚えるパワー感を感じていただけます。一気にエンジンが吹け上がり、少しレーシーな感覚。ついついアクセルを開けたくなるので自尊心が必要です。

といったイメージで想像していただけると良いと思います。あくまでもスムーズに疲れにくいFJR1300ならではの特性を活かした走りを楽しみたい時はTモード。時にはワイルドに4気筒1300ccの鋭い加速、走りを楽しみたい場合などに使うのがSモードといった感じで使い別けていただければと思います。通常、T-MODEだけ乗っていてもパワーにまったく不満は感じないと思います。特にASモデルで、クルーズコントロールを使った走行をしていると、あまり大きくアクセルを開けるという動作が少なくなる事もあり、S-Modeを使う機会は実際ほとんどないかもしれません。

FJR1300をお選びいただくポイント

FJR1300AS/A は4輪でいうところの最上級サルーンに位置するバイクです。ですので、現状ヤマハのラインナップの中で、このバイクを超える快適なツーリングバイクは存在しません。高速中心のツーリングなら本当に『どこまで走っていけそう。』そんな気にさせてくれるバイクです。この為、当店ではバイクに落ち着きを求める傾向にある40代〜50代のツーリングがご趣味のライダー、長距離ツーリングでの使用を前提としたお客様達を中心にご購入いただいております。中には私と同じ様に体力が残っている内に重くても安定感のあるツーリングバイクに乗っておきたいと思ってご購入いただいたケースもございます。また、FJR1300は一度購入していただくと長く所有していただく傾向にあるバイクでもあります。(中にはそろそろ新しいモデルに興味を持っていただきたいオーナーの方も。。特に初期のASに乗っていらしたユーザーの方には、是非、その進化を確かめていただきたいですね!)おそらくネットでの口コミ、購入レビュー等をご覧になってもFJR1300について悪い評価は出てこないのではないでしょうか?それくらいロングツーリングを目的に購入したライダー方達からの評価の高いバイクです。

しかし、いくらFJR1300だといっても普段の足から長距離ツーリングまで何でもこなしたいと思っているライダーの方にはあまりオススメできません。やはり、こうしたバイクは、しっかりと目的を持って選んでいただくバイクだと思います。いざツーリングの際には極上の一時を味わえる。そんなバイクです。気になる燃費については、主にクルーズコントロールを利用しての高速道路を中心とした走行で21~23km。これにはギアが5速から6速になった事が確実に燃費に影響していると思われ、この排気量のモデルである事を考えると、かなり健闘していると思います。

FJR1300は確かに高額車両な部類に入るバイクではあります。しかし、この先、しばらくは色あせる事のない機能・性能を装備していおり、特にASモデルをお選びいただければ、当面、不都合を感じる事はなく、長く安心して乗れる相棒として考えていただければ、けっして高い買い物ではないと思います。自分の使い方、ニーズに合っていれば、こんなに良く出来た相棒には中々出会えないと思います。是非、本格的なツーリングモデルをご検討いただく際には、ご検討いただければと思います。

オススメオプションパーツ

ユーロヤマハトップケース 50L

FJR1300をご購入いただいたら、是非、ご購入していただきたい装備です。フルフェイスのヘルメットが2つスッポリ入ります。またタンデムツーリングをされる方にオススメです。トップケースは、荷物があまりなくてもタンデム時にバックレストの役目も果たしますので、とても便利です。(カラー:マットシルバー・ダークグレー)

¥82,800 + 税(※取付工賃別)

リアキャリア

TOPケースを取り付ける為に必要です。

¥29,200円 + 税

サイドケース(カラー:マットシルバー・ダークグレー)

さらに快適なロングツーリングを行っていただけます。左右の別々の販売です。

¥70,000 + 税

ヤマハアラーム イモビ車用(A324)

盗難防止に是非!

¥13,800 + 税

二輪車用ETC車載器 アンテナ分離型 JRM-21(ETC2.0)

FJR1300には必需品です。

¥23,800 + 税

コンフォートシート ライダー

更にツーリングを快適にするコンフォートシートです。パッセンジャー用(28,000円+ 税)もございます。

¥38,000 + 税

その他、FJR1300AS/Aのオプションパーツについては、コチラをご覧下さい。

※各オプションパーツのお取り付けには別途取付工賃が掛かります。
当店のFJR1300に関する最新情報はコチラです。

カラーリング

FJR1300 AS

マットシルバー1

ダークグレーメタリックN

FJR1300 A

マットシルバー1

ダークグレーメタリックN

主要諸元

全長×全幅×全高 2,230mm × 750mm × 1,325mm
シート高 / 最低地上高 805mm(低い位置・出荷時)〜825mm(高い位置)
乾燥重量 AS:296kg A:289kg
燃費・定地走行テスト値 24.6km/L(60km/h) 2名乗車時
原動機種類 水冷・並列4気筒・4ストローク・DOHC・4バルブ
総排気量 1,297cm3
最高出力 108kW(147PS)/8,000r/min
最大トルク 138N・m(14.1kgf・m) / 7,000rpm
始動方式 セル式
燃料タンク容量 25L(「無鉛レビュラーガソリン」指定)
エンジンオイル容量 4.9L
燃料供給 燃料噴射式(Fi)
タイヤサイズ(前/後) 120/70ZR17M/C(58W)(チューブレス)
180/55ZR17M/C(73W)(チューブレス)
ブレーキ形式(前/後) 油圧式ダブルディスク/油圧式シングルディスク

価格

メーカー希望小売価格:
[2016 FJR1300AS] 1,700,000円 + 税
[2016 FJR1300A] 1,400,000円 + 税

お支払いプラン

YSPスペシャルローン まずは3年、乗ってみませんか?

2016年 FJR1300AS
メーカー希望小売本体価格 1,836,000円(税込)
据置残価986,000円の場合

  頭金500,000円の場合 頭金300,000円の場合
初回支払い金額 14,546円 20,306円
2~36回支払い金額 12,100円 18,000円
ボーナス月加算 30,000円 30,000円
  • 最終回(37回目)のお支払い前に、車両返却、又は、購入店にて新車へ乗換えるプランを選ばれた場合には、基本的に最終回のお支払いの必要はありません。継続して乗られるプランを選ばれた場合には、37回目のお支払い(850,000円)が必要となりますが、残金を新規分割(ローンをお組みいただく事)として申請する可能で、継続してお乗りいただく事もできます。
  • YSPスペシャルローン実質年率は2017年7月現在の利率です。
  • このお見積りはメーカー希望小売本体価格ベースの試算です。納車についての諸費用、任意保険は含まれておりません。
  • お客様のご希望に合う、より具体的な支払プランはYSP川口にご相談ください。

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